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「星のとらわれびと」と文鳥ロキの朝

「朝だよー。おはよ!!」

わたしは文鳥に声をかける。

毎朝ケージにかかったタオルをあげ、

ロキちゃんを起こす。

まあ、大抵の場合は、ロキちゃんの方が早起きなのだけれど・・・

トゥッ、チュ、チチッ

野鳥の声を聴いて育ったからか、彼の鳴き方はほかの文鳥のそれとは違う。

「今、水と餌を替えるからねー」

私は寝ぼけた頭でいつもと同じセリフを繰り返す。

ただ今日は違った。

「おはよー。さあ、出ていいよ!今日はママがやってくれたからね。」

そう、実家に帰ってきたのだ。今は、ロキちゃんと一緒にキーボードをつついている。文字通り。

なぜ、土曜日の朝一番から実家にいるかって?

はあ・・・

ごめんなさい。こればっかりは、ため息をつかないとやっていかれませんよ。

学生の本分ですよ。ほ、ん、ぶ、ん。

そそ、課題です。

自由課題が出て、何で表現してもいいということなので、Adobeイラストレーターを使って作品を作りに来たのです。いつものように、下絵を描いて、それをスキャンし、イラレで加工します。アパートには、スキャンできるものがないので―貧乏学生には、漫画を買うお金があっても、スキャン機能付きのプリンターを買うお金なんてありません。インクダイヤラ、紙代やらかかるし・・・

まあ、というわけで、都内にある実家に帰ってきたわけです。ロキちゃんも連れて。

刀剣乱舞の開催中のイベントをやりつつ、ちまちまと「星のとらわれびと」のプロットをやっているわけで・・・

あ。レポートやらな、となったわけですね。嗚呼・・・南無三。

 

そうそう。「星のとらわれびと」とは何ぞやという方が多いでしょう。

言ってしまえば、絵本の原案なのですが、いまや演劇の台本、小説、ゲーム化を目指している、未来ある作品なのです!ですぅ・・・ですぅ・・・(エコー)

もちろんすべて、友達に力を借りつつ、自分たちで作ります。

今、始動している、絵本「星のとらわれびと」は

sttLLaという二人のチームでやっております。

広告は鬼崎ハルを起用し、ミニチュアでファンタジックな彼女の作風をいかしたものを作っていただきます。

Aibotoshとこんのすけ(鬼崎ハル撮影)

皆、おんなじ大学なんですが、本当に芸術力があってすごい!!

休学した分、帰って来れて良かったという想いが、今までも今も支えてくださっている感謝の想いが、「星のとらわれびと」とともに、いろんな方々に伝わればいいなと思っております。

 

「星のとらわれびと」

御月様の支配する世界で、心を囚われた星持ちびとたち。

そのとき地球では、あるこどもが星々に向かって願っていた、

「もう、自由になりたい・・・」と。

決して交わらない宇宙と地球の世界。

彼らは、自らの心を取り戻すことができるのか。

「『自由』とはなにか、世界は本当に『正常』なのか」と、

すべての人に問う、作者渾身のファンタジー作品!

鬼崎ハルのインスタグラム↓↓

@onizaki_san

【物語の中に生きる88日目】

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